令和元年、心よりお慶び申し上げます。
平成最後の週末に
彫刻の森美術館でしみじみしつつ
成川美術館で久しぶりに友人と再会した、
4月25日は誕生日でもあり、平成最後の大変良い誕生日プレゼントとなりました。
翌26日には内覧会に出席してまいりました。本当に関係者の皆様には心よりお礼を申し上げます。
今回の式で土屋禮一先生にお会いでき、お話を伺うことができました。以前、佐藤美術館にて岩田壮平さんとの対談で「我々は目族である。」とのお話しが印象的で、今回直接お話しをお聞きする貴重な機会をいただけてとても光栄でした。
心の語源でもあるコル・ココルが動物の内臓、右脳と左脳などを指し、そのバランスが良い状態が良い心であるということなどのお話は、手仕事ではありますが、最終的には心と目をいかにもっていけるかなのでしょう。
色々な実験をしておりますと、技術や知識や経験を積んでも初期の頃の方が新鮮で楽しい気分があるなと気付くことは多々あります。自分が初めから持っているものは見えず、また技術や知識が先行してしまいがちになりますが、最終的にはおざなりにしてきた心のあり方の方が重要であると気づくのです。
幸福の青い鳥を求める旅は、青い鳥が幸福をもたらすのではなく、やはりそれを発見する喜びが幸福であるのだと思うのです。
きっとまだ見えていない鳥たちがたくさんいることでしょう。
新しく豊かな文化を育む令和の時代に、目族としましては、今後も一羽一羽見つけてご覧に入れることができれば幸いです。