昨晩は創画会の懇親会でした。
会場の京都烏丸ホテル周辺も様変わりし、オリンピック効果か、ここ数年で街並みがどんどん変わってきてるなぁと感じたものです。
またやはり我々も同様にお仕事をさせていただく中で、伝統の中で残すべき良きものを丁寧に受け継いでいきたいと思うのです。
日本画家として、これまでいただいたものをどれだけより良く皆様にお届け出来るか、表現方法は様々ですが良くありたいという気持ちは同じだという話が出来て、本当に良い会でした。
さて本日2019年4月10日(水)の産経新聞の朝刊に上野の森美術館大賞展の作品を掲載させていただきました。
少しずつでもお返し出来ますように、さて今日は新しく教わった胡粉の溶き方を試します。非常に時間のかかる方法ですが、とても美しい白になるとの事。白の深みとバリエーションを出すべく、トロトロとちょっと贅沢に天然ものの鹿の膠で溶かしていきます。学生時代には、所謂頭が真っ白になる(blank out)瞬間、空白の体験の中にその人の持つ白があると教わった事もあります。白は一日にしてならず…焦らずにじっくり作り込みます。